気ままに語るSKYRIMプレイ日記

このブログはいまさらSKYRIMにハマッたので気ままに書いたりSS乗せたりする旅日記。

ご挨拶

はじめまして、当ブログにアクセスしていただきありがとうございます。

 

今更ですがPC版SKYRIMにはまってしまいましたので、MODを大量に導入して気楽に旅日記でもつけて見ようと思いまして開始しました。

SSもなるべくNO加工でゲーム画面そのままでお伝えできたらと思います。

というのが当初の目的でしたが、フォロワー公開やRP日記、スクリーンショットを公開して行こうと思います。

SSは夜が暗かったりして見にくいかもしれませんが、こういうのは初めてなので
雰囲気だけでも楽しんでくれればと思います。

 

■履歴

 ・2014年12月3日 ブログ名を変更しました。

「気ままに語るSKYRIMプレイ日記」になりました。

 ・2015年2月20日 ご挨拶の内容を大幅に更新しました。

 

■注意書き

  • 当環境での使用MODの導入に関しての質問はお受けできません。
  • 誹謗中傷はご遠慮願います。
  • リンクはフリーです。一言頂けるとやる気があがります。
  • ゲーム内容のネタばれや架空の設定を記載していることがあります。
  • たまに暴力的、もしくは残酷なシーンも含まれていますのでご了承ください。
  • ちょっと肌の色が多いスクリーンショットがあるかもしれません
  • 全体的に温かい目で見守ってください。

■ブログにて配布している自作MODについて

  • MODを使用して不具合やおかしいところがあった場合はご連絡下さい。
  • 色々なMODやリソース、ブログの情報を参考にして作成させて頂いております。
    公開中の自作MODでリソースが使用されており、公開停止をしたい場合はお手数ですがご連絡下さい。
    MOD作成していただいた製作者様達に感謝と尊敬をしておりますので不快な思いをされた場合は申し訳ありません。
  • ファイルのリンクが切れている場合はご連絡下さい。
  • 当ブログの記事にて参考になった情報やMODのリンクを張っておりますがリンクを停止したい場合もご連絡下さい。

連絡先についてはSKYRIM専用のツイッターになります。

SKYRIMの妄想、アイディア、スクショを公開してますので気軽にフォローください

やる気が超UPします。

宜しくお願いします。

 

The Memory Of Oblivion ~忘却の物語~ 第3偕

ー英雄ー

 

「ボインちゃん」と呼ばれている私、本名はケイと「お爺ちゃん」と呼んでいるベイリンと旅をすることになった。

私の感情の喪失について、知り合いの魔術師であるロザリーに話を聞こうとお爺ちゃんは提案してきた。当てのない私は了承して、ロザリーが居るウィンターホールド大学へと出発するはずだった。

 

だけど、唐突ながら私達は「大立石」の前まで来ていた。

お爺ちゃんの提案で祈りを捧げにやってきた。

 

イリナルタ湖を一望できる高台にある3つの石碑がある。

「戦士」、「魔術師」、「盗賊」の石碑を大守護石と呼び、石碑には太古の英雄たちの力が宿り、石碑に祈りを捧げると守護を受けられるという伝承があるとお爺ちゃんは語る。

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ベイリン「スカイリムのノルド達は旅をする前にここで、祈りを捧げる。ボインちゃんの守護星座はわからないが、長い旅になるというのなら、祈りを捧げておくといい。」

ボインちゃん「お爺ちゃん、私の名前はケイだけど・・・。」

ベイリン「胸のボインの印象が強くてなっ!つい。」

ケイ「・・・。」

ベイリン「悪かった。ケイ。祈りを捧げてウィンターホールドに出発しよう。」

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 私は、それぞれの石碑に触れて祈りを捧げる。

石碑が何か反応することはなく、しばらく時間がたつ。

ウィンターホールドに向かおうとした途中でこちらに来たせいか、時間が遅かった。

ベイリン「夜歩くのは危険が伴う。そのへんで野営しようか。」

ケイ「わかった。」

お爺ちゃんに声をかけられて出発する。私達は、大立石を後にした。

 

 お爺ちゃんと私は野営の準備をして、早めの夕飯を取った。

 今日のメニューはパンとキャベツのスープだ。

二人で夕飯を取り、落ち着いたところで私はお爺ちゃんに質問をした。

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ケイ「お爺ちゃんは、世界を救った英雄と呼ばれた人なんだよね?なんで私の旅についていこうと思ったの?」

ベイリン「世界を救ったのは俺じゃない。ドヴァキンと呼ばれたアイツだ。俺は彼の仲間であり、友であった。」

ケイ「すごいことじゃないの・・・?」

私は、お爺ちゃんは少し悲しそうな顔をしていたのに気づいた。

ベイリン「・・・本来は、俺が果たす役目をアイツに押し付ける形になってしまった。

・・・いや、過ぎた話だ。」

ベイリン「まあ、君についていこうと思ったのは、困っている美人を助けたかったからさ。」

ケイ「お爺ちゃんらしい。私も誰かを助けられる英雄<えいゆう>になれるかな。」

私は考えていた。感情が少しづつ喪失していってしまうのなら、誰かが代わりに喜んでくれれば良いのではないかと・・・。

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ベイリン「『英雄<えいゆう>』なんざ目指すものじゃない。一つ一つ自分のできることを成し遂げていくことのが大事だ。それでも、どうしても誰かを助けたいと強く思うのなら、命がけで強くなれ。誰かを助けるということは、助けたい人たちの倍以上に強くならないといけない。でなければ、こんな時代だから自分自身が死ぬだけだ。」

ケイ「うん・・・。」

ベイリン「・・・俺も『英雄<えいゆう>』を目指そうとした時期はあった。それが間違いだと気づいたときにわかるさ。」

「老化して説教くさくなったようだな、見張りの時間を決めようか。」とお爺ちゃんは言って話は終わった。

 

でも、私は・・・これから失っていたら、最後は何もないから。何も。

 そして何事も無く朝を迎えて、旅を続けた。

 

ー狼の王ー

 

リバーウッドからホワイトランまでを一気に通り抜けて、峡谷に差し掛かる。

狼を従えた魔術師が襲ってきたけど、いち早く気づいたお爺ちゃんが瞬く間に2頭の狼を倒していた。 

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 ベイリン「こちらは片付いたな。」

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 お爺ちゃんがこちらを見たとき、私は盾を構えて、機会を伺っていた。

 相手は氷雪の魔法を唱えているが、私を倒すには威力が不足していた。

足りない攻撃力を補うために狼を従えていたのだが、それも意味がなくなった。f:id:Balin_SKYRIM:20171009210617j:plain

魔術師は狼が倒されると逃げようとしたが、後を見せた時に追撃して倒した。

 

戦闘が落ち着いた時にお爺ちゃんは、この先に居る盗賊団について話し始めた。

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 ヴァルトヘイムタワーを根城にしている山賊団のリーダーは、元帝国兵士の女性らしく、元々はソリチュードに勤務していたらしいのだけど、ドラゴンの襲撃で同じ帝国兵士だった夫を亡くした。

娘と二人きりになってしまった彼女は、遺族手当てを頼ったのだけれど、スカイリムの首長達は、ドラゴンの襲撃による街の修繕や内戦の影響で財政難に陥っていて、手当てが遅れていた。このままでは娘が飢え死にしてまうと奮起して、山賊団になったとか。

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ケイ「なんで、お爺ちゃんそんなに詳しいの?」

ベイリン「この山賊団は、いわゆる公認なんだよ。ある一定の取引のある商人達のみを狙って通行料を要求してくるが、その代わり護衛に参加してくれる。そうして貿易路の安全を確実にしようとしているのさ。」

ベイリン「まあ、リーダーともホワイトランで一緒に飲んだ事のある仲でね。挨拶だけして先に行こうか。」

 

 私達がヴァルトヘイムタワーに近づいた時、お腹に響き渡るような獣の咆哮を聞いた。f:id:Balin_SKYRIM:20171009210845j:plain

ウェアウルフ「グオオオオオオオっ!」

山賊「ぶっ殺してやるっ!!駄犬どもがっ!」

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山賊「やってやるっ!」

ウェアウルフ「オオオオオっ!!」

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ウェアウルフ「オオオオオオオオオオオ”ッ!!っ!」

山賊「おまえだけでも逃げろっ!」

山賊「おじさんっ!うしろ!!」

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ケイ「あれは一体・・・。」

ベイリン「なぜウェアウルフが、徒党を組んでここを襲っているんだ・・・。しかも、ハーシーンのワイルドハントを生き延びた『狼の王』と呼ばれた猛者達が。」

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鈍い衝撃音が聞こえた方向を見ると、ウェアウルフが腕を大きく振るい、山賊をいとも簡単に吹き飛ばしていた。

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ベイリン「ケイ!後方に下がっていろ。あいつらを相手するにはケイでは荷が重い。」

ケイ「でも・・・。」

ベイリン「いけっ!!ここは俺が引き受ける!」

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 お爺ちゃんは駆け出そうとすると急に前のめりに倒れかけて膝をつく。

ベイリン「ガハッ!・・・ゴホゴホゴホッ!」

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ベイリン「こんなときにっ!ゴホッ!ガハッ!」

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 ケイ「お爺ちゃんっ!」私は駆け寄る。

ベイリン「大丈夫だ!以前に無理したツケって奴だ。すぐ収まる・・・。」

お爺ちゃんは苦しそうな顔して、あぶら汗を流していた。

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 ベイリン「狼の王達は・・・こちらにはもう気づいている。」

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ベイリン「ケイ、お前は逃げろ。奴等がこっちに来るまでに回復していれば、あいつ等を倒す事はできる。」

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ケイ「こっちに来てしまったら、山賊団の人たちは全員殺されているってことだよね。」

ケイ「まだ、あいつ等が来てないなら生きてる人がいるんでしょ。助けなきゃっ。」

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ケイ「お爺ちゃんは無理しないで休んでて。私がお爺ちゃんの代わりに助けてくる。」

私は笑えた気がした。

そして私は、すぐに立ち上がり走った。

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---

 

ベイリン「待てっ!!」

駆け出した彼女を見ながら呟く。

ベイリン「バカヤロウが・・・。」

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ベイリン「だが!もっとバカヤロウなのは俺だ。情けないぞ!」

ベイリン「彼女に、誰かを助けたいなら『命がけ』で強くなれと言っておきながらっ!」

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ベイリン「『英雄<えいゆう>を目指すな』と言っておきながらっ!この程度のことで、人々を守る英雄<ヒーロー>の背中を見せれないとはっ!」

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ベイリン「ドラゴンボーンの秘術を見せてやるっ・・・・!!」

ベイリン「Ro! Kah!! Dein!!!」

youtu.be

 

ベイリン「ここからは、英雄<ヒーロー>として命をかけるっ!!」

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 ---

 

私を認識した狼の王たちはすぐにこちらに向かってきた。

まだ生きている人が居るかもしれない。私は逃げたくなる衝動を抑えて立ち向かう。

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私は右手のメイスを構えて攻撃に移ろうした。

狼の王「ワガカミノカゴガヨニアランコトヲ。」

呟くように祈りの言葉を言うと同時に私の身体は既に鋭い爪で斬られていた。

f:id:Balin_SKYRIM:20171010002222j:plain何も出来ずに防戦一方だった。

2匹の狼の王の猛攻に私は盾で防ぎきれずに全身を切り刻まれていく。

ケイ「ぐっ・・・!あぅっ!!!」

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 とうとう耐えきれなくなって、私は盾を落とし、転ばされて無防備な状態になった。

「ああ、私は何もできずに死ぬんだ。」そう確信した。

狼の王達は爪を大きく振りかぶり私に止めを刺そうとしていた。

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狼の王たち「グオオオオオオオオオオっ!・・・・・。」

獣の断末魔が聞こえた後に、金属がぶつかり合うような鋭い音が聞こえる。 

 

 ベイリン「待たせたなっ!」

 

狼の王を斬り倒し、私の命を救った英雄<ヒーロー>が目の前にいた。 

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---

狼の王は予想外の敵に距離を取らざるえなかった。

まさか、仲間が一撃で倒されるとは思わなかった。

だが、この男を見た狼の王は納得した。

この男を知っている。

 

『ワガカミヲイチドコロシタオンテキ』

 

思考を廻らしているうちに身体にまとわりつく竜の咆哮を象った呪いのルーンは、自分の生命力を奪っていく。この男に敵対しようとしたモノは無機物だろうが生物だろうがこの呪いの咆哮によって蝕まれる。

 ならば、決するは一瞬。

カミノカゴにより手に入れた神速の腕でオンテキの首をはねる!

狼の王は動いた。

 

---

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まばたきする間もない。

 

鋭い空気を切裂く音。

 

あとから聞こえたように響く甲高い金属音。

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ベイリン「せいっ!!」

爪を弾いた剣を返し、袈裟懸けに斬り裂く。

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更に横一文字にウェアウルフの横腹から薙いだ。

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---

 

私は座り込んで、目の前に現れた男に聞いた。

ベイリン「まだ生きているかっ!大丈夫かっ?」

ケイ「うん・・・。回復剤があれば、なんとかね・・・。その前にお爺ちゃん!

若返ってない?」

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ベイリン「まあ、これが本来の姿なんだが、事情があってね。老化してしまったのさ。」

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ケイ「そうなんだっ・・・!って、色々聞きたいけど、早く助けにいかないとっ!」

ベイリン「他の奴等は、こっちが終わると引き上げていったよ。すまなかった。」

ケイ「そっか・・・。」

ベイリン「後は俺がやっておくから、ここで少し休んでいてくれ。」

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ケイ「うん・・・。ありがとう。疲れたから少し休むね。」

 

そのあとは、あまり覚えていない。

 

気づけば私は気絶するように眠っていた。

でも、なんて私は無力なんだろう。力があれば良かったのに。

私は落ちる意識の中、後悔し続けていた。

 

 

 

The Memory Of Oblivion ~忘却の物語~ 第2偕

ー夜のひとときー

 

スカイリムの南にあるホールド「ザ・リフト」

この地方の街リフテン。

既に日は落ち夜となったこの街で、女の傭兵は人探しをしていた。

 

街を歩きながら、人探しをしていく。

やがて街の北側の橋で目的の人物を見つけると彼女は話しかける。

「ベイラン。久しぶりだな。」

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ベイラン「イグレインさん、お久しぶりです。あの時以来ですね。」

ベイランと呼ばれた青年は女の傭兵をイグレインと呼び、久しぶりに会ったことに

喜んだ表情をしていた。

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ベイランの呼び方にイグレインは少し残念そうにすると

イグレイン「ベイラン。お前は私の弟でもある。他人行儀になる仲ではないだろう?」

「まあいい、探していたのは面白い話を聞いたので、教えてやろうと思ってな。」

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ベイラン「兄さんがまた何かやらかしましたか?今は老化している身ですので、手加減してくださいね。」

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 イグレイン「そうではない。仮にそうだとしても、あの男に手加減など必要はない。」

イグレインは歩きながら、そう話すと、ベイランに顔を向ける。

イグレイン「どうやら、『竜教団』が活動を開始したらしい。」

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BGM

www.youtube.com

 

ベイラン「アルドゥインが蘇った日に、人間(ヒト)が竜の存在を再び知り、畏怖と絶対的な存在への羨望が、やがて信仰に変わり現代の『竜教団』となった・・・。」

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イグレイン「そうだ、『アイツ』とベイリンとベイラン、そして私とで、全滅させた者達が再び現れた。」

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ベイラン「しかし、アルドゥインは滅ぼされて、ドラゴンたちは旅立ったはずです。」

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 イグレイン「それは、一部のドラゴンだけの話だ。今だに活動しているドラゴン達はいる。それに『竜教団』はまたアルドゥインは復活すると考えているらしい。」

イグレイン「奴等は遺跡深くに身を潜め、規模を拡大しながら、活動している。」

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ベイラン「疑問に思うのですが、ドラゴン達を統率していたアルドゥインは居なくなりました。ドラゴンは本来高慢な性格が多く、ヒトを統率するのに向いてはいないはずです。」

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イグレイン「本来はな。パーサーナックスみたいな友好的で理解のある者もいる。

一概にそうだとは言い切れんな。」

ベイラン「なるほど、稀有な性格をした竜が『竜教団』を率いてると思うのですね?」

イグレインは顔を上に向けると「まあ、そうだといいのだが・・・。」と言った。

イグレイン「それか、奴等しかしらない理由があるのかもしれん。」

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ベイラン「なるほど、そのために私を探していたのですね。」

ベイラン「兄さんが老化してしまい、『あの方』はそのために旅立ってしまった。

今、動けるのは私とイグレインさんくらいですからね。」

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ベイラン「それに、兄さんばかりに良い格好させてはいけません。」

イグレイン「そうだな、あの男が出てくると、女性絡みで面倒な事になる。」

ベイラン「ええ、本当に。」

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二人は少しの間、お互いに笑うと「明日、ある遺跡の調査をしよう」と約束をして別れた。

 

世界の終焉が終わった世界で、『何か』が、再び起きようとしていた。

The Memory Of Oblivion ~忘却の物語~

ー旅立ちー

 

日々を過ごしているうちに、何かを忘れいく気がする。

最近、笑ったのはいつだろうか。泣いたのはいつだろうか。

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ずっとここに居てはダメな気がした。

このままでは全てを忘れていってしまう。

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だから、私は旅立つ。残酷で厳しい世界に。

旅をすれば、何かを得られる。

亡くしたものを取り戻せると。確信めいたものを感じて。

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外に出れば、人の命なんて軽い。

少し道を外れれば、腕に覚えない素人の私なんてすぐに殺される。

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最近は休戦協定の期間が終わって、内戦が始まっている。

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私は、人の集まりやすいホワイトランを目指す事にしていた。

まずは、そこまでの小さな旅。

ホワイトランまでに着くまでに感じたのは私が弱く、浅はかであったということ。

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幸運なのは夜になるころにはホワイトランに到着できたこと。

そして殺されなかったことだ。

 

ーボインと老兵ー

 

ホワイトランまでの旅。
それは私の行動が、余りにも無計画だったということに気づかされた。
色々と足りないものが多い。

着いたばかりだったから、何かお腹を満たそうと宿屋の「バナード・メア」に入ると
「ナイスボイン」と、いきなり声をかけられて、セクハラを受けた。

老齢の戦士に怪訝そうな顔を・・・しようとした。

いや私はその顔を忘れてしまったのだ。できなかった。忘れてしまった。

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「おっと、すまない。爺になっても、中身が衰えてなくてね。」と

咄嗟に返してきたが、その台詞もセクハラである。私は突っ込みそうになった。

「まあ、何かの縁だ、セクハラしたお詫びに何かおごろう。」

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老齢の戦士はそう言うとカウンターの方に向かっていた。私もそれを追いかけた。

 

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「いきなりで悪かったな。ボインちゃん。なにか奢ってやろう。」彼は改めて私に言った。カウンターに居た宿屋の女将は、その言葉を聞くとすかさずに会話に入ってきた。

「ベイリン、あんた・・・ツケは無しだからね。」

「フルダ。俺が飲み代をツケにするわけないだろう。」

フルダ「そう言って、前に旅の女性と散々呑んだあげく、支払い待ったのは何時だっけねぇ?」

ベイリン「おいおい・・・。」

 

宿屋の女将と老戦士のやりとりを一通り見ると、私は空いているカウンターの席に座った。

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ホニングブリューハチミツ酒をフルダに注文した。

私は渡されたハチミツ酒をジョッキに汲み、少しづつお酒を飲みながら、一通りの自己紹介が終えた。老齢の戦士、いや、ベイリンは、私に旅の理由を聞いてきた。

だから、私は旅の理由をこう話した。
「私は、理由がわからないけど、色々な事を忘れてしまった。

だから、旅をすれば取り戻せるんじゃないかって、そう思ったら、居てもたってもいられずに家を飛び出したのよ。」

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ベイリンは一瞬驚いた顔をしていたが、私が真剣な顔をしているのを見て

ベイリン「そうか・・・、それは長い旅になるな。」と呟いた。

「変だと思う?」私は彼に聞いた。

ベイリン「何か事情があるようなら、俺が力になろう。」 そう言ってくれた、この老戦士に私は笑った。

いや、実際は笑えてなかった。笑顔という表情を忘れてしまった。

忘れる。忘れるとは、これに関して言うのなら、一体なんだろうか。

なぜ私はうまく表情が表にでないのか。

なぜ、感情は感じて、心では表現できるのに表にでないのか。

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そうして夜は更けて、私は宿屋に泊まり朝を迎えた。

 

私は目が覚めると旅の支度をしてホワイトランを出発した。

昨日の人は、やさしかったなぁ。なんて思っても、伝言も残さずに。

当てもないし、明確な目標がない。そんな旅だから。

『せめて、やさしくしてくれたことは・・・わすれないようにしないと。』

だから、急に後から声かけられたからビックリした。

きっと私の表情は変わってなさそうだけど。

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ベイリン「おいおい、ボインちゃん、昨日話をしただろう?置いていくなんてお爺ちゃん悲しいぜ・・・。」

「えっ?何か約束をしてましたか・・・?」

私が忘れていたのか、覚えが無かった。でも自信がなかった。

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ベイリン「「何か事情があるようなら、俺が力になろう。」ってね。

「あっ。・・・」私は思わず声に出していた。

確かに言ってたけど本気にしていなかった。

この時代にそんなことを本気で言う人がいるなんて思ってもいなかった。

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「ありがとう。お爺ちゃん。」

ベイリン「美女と旅できるんだ。爺冥利に尽きるもんだ。」

「なにそれ。聞いたことないよ。」

 

私は、今出来る精一杯のありがとうを彼に言った。笑顔になってないだろうけど。

そうであっても伝わって欲しかったから。

 

そして、私達は旅に出た。

新・キャラクター紹介④ イグレイン

新・キャラクター設定④

 

イグレイン <Igraine>

性別:女性

種族:ノルド

年齢不詳

 

遠慮を知らない性格なので過激な発言や物言いが多いが、自分が認めた者に対しては非常に甘い。

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ベイリンがドラゴンボーンかつ女性で生まれたらのIFの存在だったが、神の悪戯により世界を超えて、プレイヤーの世界にやってくることになった。 世界を超えてIF同士が出会ったことにより、IFの存在ではなく別の存在として確立された。

 

彼女の戦い方はドヴァキンらしく、シャウトと片手剣を使う。完璧なシャウトのコントロールをする事が出来、味方を巻き込まない細やかなコントロールは彼女の自慢である。 それが出来ないのは未熟だからだと、嘲るほど自信があった。

現代のスカイリムにおいて、シャウトはノルドの秘術であり、使えるだけでも戦闘は普通の人間より何倍も有利にする。では、シャウトを知り尽くした剣の腕も彼女を超える強大な敵が今まで居ただろうか・・・?

彼女が世界を超えてやってきた時に真っ先に聞こえたのは同じ名前を持つ傭兵の噂だった。生理的にと言っていいほど、その噂に嫌悪感を覚え、彼女は珍しく躍起になって、噂の傭兵に会いに行った。

同じ名前を持つ。貴族や近い者でもない限り家の名前が無い時代に、これ程に人が嫌悪感を覚える事は無いだろう。 想像すれば、自分の名前を呼ばれた時、自分以外の何人かが振り向き、自分の名前で体験したことのない噂を聞かされ、やったことの無い話を聞く。

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そして、ホワイトランにて同じ名前を持つ二人の英雄は静かに戦いを開始した。お互いの名前を賭けた決闘である。

その後、彼らが何を話したかは不明だが、イグレインと名乗ることになった。

 

その後のイグレインは、シャウト有無関係なく嘲ることが少なくなり、今の性格へと落ち着いた。 シャウトが使えなくとも、己を鍛え上げた男の存在を知ったからである。 イグレインもまた目的の為に同胞団に身を寄せる。

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イグレインは誰かに教えられることもなく、既に分かっていた事がある。それは、自分がドラゴンボーンであるが、この世界のドラゴンボーンではない事。アルドゥインの目覚めが起きていないことを知っていた。

同胞団の居住区で彼女は貴方(プレイヤー)を待っている。 ドラゴンボーンが目覚めたら、自分の手で育てることを選ぶだろう。それは放り込まれた世界で勝つために考えた手段なのかもしれない

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新・キャラクター紹介③ ベイラン

新・キャラクター設定③

 

ベイラン <Balan>

性別:男

種族:ノルド

年齢:20代後半

 

ベイリンの弟。

兄とは違い竜の血は濃く現れなかった為、シャウトを使うことはできないが、魔法に関する才能は雷に偏っているが天才的。またノルド流の戦いも好み、片手斧を使用する。

性格は情に厚いのだが、普段が冷静である分よく冷めた人間と見られる。兄がシャウトの能力を持ってたことに憧れ、自分もいずれ使えると信じていたが使うことができなかった。

シャウトが使えないのにショックを受けていたが、後に魔法の存在を知って魔法を勉強し始めた。魔法の才能が偏っていた為、雷撃系しか使うことができなかったが、その才能は類を見ず、独自の魔法を作り上げる程であった。

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生い立ち。

家族で旅をしている最中に船が難破し、父母と数人の乗客だけが小船で脱出した。なんとかモロウウィンドに辿り着いたが、途中兄が行方不明になってしまった事にショックを受けた両親はシロディールへと帰る事になる。(何が起きたかはベイリンの設定参照)

チェインディハルに戻ったベイランは、父に武器を、母に魔法を教えてもらいながら成長し、いつの頃かステンダールの番人を目指すようになり、番人の一員になった。

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ベイランがステンダールの番人になっていくつかの年が過ぎた頃、グレートフォレスト(大森林)で度々、黒い獣が現れて旅人を惨殺する事件が発生する。 番人達は、デイドラ関係性があるか調査するために地元に詳しいベイランと何人かの番人を派遣する。

大森林での調査の中で、ベイラン達は黒い獣の正体が人である事を突止める。 それは地元の狩人が崩れたアトレイドの遺跡から持ち出した鎧が原因であり、狩人は自分の意識と関係なく旅人たちを惨殺していることを訴えた。

狩人に案内されて洞窟の奥に置いた鎧を回収をしようとしたが、鎧は番人達が来ると狩人の身体を乗っ取り番人達と対峙した。激しい戦いの末、ベイランが狩人にトドメを刺すと鎧はベイランに乗り移り、生き残った残りの番人達を皆殺しにした。

ベイランが意識を取り戻した時には目の前には、惨状が広がっていた。自分の中に鎧がいるのを本能的に感じ、番人の間にいる残りの仲間に経緯を綴った手紙を送り、番人を辞退すると人里を離れるように大森林の奥へと消えていった。

自分の神であるステンダールに祈りを捧げながら、犠牲になった仲間に贖罪の祈りを捧げながら、ベイランは自分の中の呪われた鎧を制御しようと戦い続けた。 何年かの月日が流れて、彼は祈るのを辞めて旅に出た。そしてスカイリムの地に足を踏み入れた。

人里離れた時に何があったかは彼は語らない。

 

 

ベイランの呪われた鎧はフォロワーに実装する際にHPが50%切ったら発動するように設定してあります。防御力は高めに設定するので普段の鎧は着てない想定にしてます( 番人の服がデフォルト)

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補足説明①

ベイランの呪い

デイドラの秘宝ではないかと噂される黒い鎧。それは装着者を蝕みながら、強大な力を与える。ベイランの意志とは関係なく、呪いを受けた者の血を一定量吸収する事で強制的に装着される。ステンダールの番人であった彼はこの鎧のせいで番人から外れた。

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モラルタ

ベイランのオリジナル魔法。

遺失された魔法剣の研究結果を元に作り上げた擬似魔法剣。

フォロワー実装版はHPが90%以下になったら発動、雷の力で敵を斬るようになる

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後の話になるが、ベイランはスカイリムの地にて兄と再会することになる。

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