気ままに語るSKYRIMプレイ日記

このブログはいまさらSKYRIMにハマッたので気ままに書いたりSS乗せたりする旅日記。

The Memory Of Oblivion ~忘却の物語~ 第2偕

ー夜のひとときー

 

スカイリムの南にあるホールド「ザ・リフト」

この地方の街リフテン。

既に日は落ち夜となったこの街で、女の傭兵は人探しをしていた。

 

街を歩きながら、人探しをしていく。

やがて街の北側の橋で目的の人物を見つけると彼女は話しかける。

「ベイラン。久しぶりだな。」

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ベイラン「イグレインさん、お久しぶりです。あの時以来ですね。」

ベイランと呼ばれた青年は女の傭兵をイグレインと呼び、久しぶりに会ったことに

喜んだ表情をしていた。

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ベイランの呼び方にイグレインは少し残念そうにすると

イグレイン「ベイラン。お前は私の弟でもある。他人行儀になる仲ではないだろう?」

「まあいい、探していたのは面白い話を聞いたので、教えてやろうと思ってな。」

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ベイラン「兄さんがまた何かやらかしましたか?今は老化している身ですので、手加減してくださいね。」

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 イグレイン「そうではない。仮にそうだとしても、あの男に手加減など必要はない。」

イグレインは歩きながら、そう話すと、ベイランに顔を向ける。

イグレイン「どうやら、『竜教団』が活動を開始したらしい。」

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BGM

www.youtube.com

 

ベイラン「アルドゥインが蘇った日に、人間(ヒト)が竜の存在を再び知り、畏怖と絶対的な存在への羨望が、やがて信仰に変わり現代の『竜教団』となった・・・。」

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イグレイン「そうだ、『アイツ』とベイリンとベイラン、そして私とで、全滅させた者達が再び現れた。」

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ベイラン「しかし、アルドゥインは滅ぼされて、ドラゴンたちは旅立ったはずです。」

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 イグレイン「それは、一部のドラゴンだけの話だ。今だに活動しているドラゴン達はいる。それに『竜教団』はまたアルドゥインは復活すると考えているらしい。」

イグレイン「奴等は遺跡深くに身を潜め、規模を拡大しながら、活動している。」

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ベイラン「疑問に思うのですが、ドラゴン達を統率していたアルドゥインは居なくなりました。ドラゴンは本来高慢な性格が多く、ヒトを統率するのに向いてはいないはずです。」

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イグレイン「本来はな。パーサーナックスみたいな友好的で理解のある者もいる。

一概にそうだとは言い切れんな。」

ベイラン「なるほど、稀有な性格をした竜が『竜教団』を率いてると思うのですね?」

イグレインは顔を上に向けると「まあ、そうだといいのだが・・・。」と言った。

イグレイン「それか、奴等しかしらない理由があるのかもしれん。」

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ベイラン「なるほど、そのために私を探していたのですね。」

ベイラン「兄さんが老化してしまい、『あの方』はそのために旅立ってしまった。

今、動けるのは私とイグレインさんくらいですからね。」

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ベイラン「それに、兄さんばかりに良い格好させてはいけません。」

イグレイン「そうだな、あの男が出てくると、女性絡みで面倒な事になる。」

ベイラン「ええ、本当に。」

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二人は少しの間、お互いに笑うと「明日、ある遺跡の調査をしよう」と約束をして別れた。

 

世界の終焉が終わった世界で、『何か』が、再び起きようとしていた。